2017年12月4日 (仮訳)中国産のホロモルフの新種、Lasiodiplodia chinensis Dou, Z-P., He, W. & Zhang, Y. 2017. Lasiodiplodia chinensis, a new holomorphic species from China. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_8_2_3.pdf [Accessed December 4, 2017]. 【R3-04633】2017/12/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国で海南省よび山東省で採集された菌を検討し、Lasiodiplodia chinensisとして新種記載した。 本種は子嚢が棍棒形~広棍棒形で子嚢胞子が無色紡錘形単細胞、分生子が初め無色でのちに有色になり、卵状~楕円形単細胞であることなどで特徴づけられた。 本種はテレオモルフが知られている同属他種とは形態的あるいは系統的に異なっていた。 中国海南省万寧市興隆熱帯植物園 (新種) Lasiodiplodia chinensis Z. P. Dou, Y. Zhang ter. 語源…中国産の 【よく似た種との区別】 Lasiodiplodia pseudotheobromae 中国に分布する ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコスタリカなどにおける分布が知られている 本種と異なりキバナヨウラク属、クワ属、ワラビ属、サルスベリ属植物などを宿主とする 本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく黄金褐色 ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia sterculiae ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくドイツなどに分布する 本種と異なりSterculia oblongaなどを宿主とする 本種と異なりテレオモルフが知られていない 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が初め無色でのちに有色になるのではなく無色 ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia lignicola 枯死した材に発生する ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する 本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく黄金褐色 ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia gonubiensis ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくタイ、南アフリカなどにおける分布が知られている 本種と異なりSyzygium cordatumが宿主として知られている 本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく初め無色でのちに淡褐色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0ではなく1-2 ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lasiodiplodia theobromae 子嚢胞子が無色 ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種と異なり果実における発生が知られている ITS+EF1-α+RPB2+TUBに基づく分子系統解析で明瞭に区別される